メジャーコードとマイナーコードってどんな違いがあるの?
実は簡単な見分け方があるよ!
ギターをしていると必ず目にするであろう、メジャーコードやマイナーコード。
これらの違いや見分け方を知っていますか?
感覚で見分けるのではなく理論的に違いが分かるようになれば、より音楽的に成長しますよ。
また、新しいコードをすぐに覚えられるようになります。
今回はメジャーコードやマイナーコードの違い、見分け方について解説します!
コードの概念があまりわからないよって方はこちらの記事を先に読むと理解が進むと思います!
- メジャーコード、マイナーコードの違い、見分け方
- メジャーコード、マイナーコードの構成
メジャーコードとマイナーコードの違い、見分け方
ではメジャーコードとマイナーコードの違い、見分け方について紹介していきます。
簡単な見分け方は「ルート音から3度までの距離で見分ける」です。
ルート音、3度ってなんやねんという方にもわかるように解説しますね。
ルート音…コードを構成する音の中で一番低い音
ドレミファソラシドのインターバル(距離)について
先ほどの「ルート音から3度までの距離で見分ける」という意味が分かる方は飛ばしてください。
インターバルとはある音程から音程までの距離のことを言います。
鍵盤を見ると分かりやすいので見ていきましょう。
ドレミファソラシドの間に黒鍵があるものとないものがありますね。
- 間に黒鍵がある(全音)…ドレ、レミ、ファソ、ソラ、ラシ
- 間に黒鍵がない(半音)…ミファ、シド
そして、間に黒鍵がある2音の距離を全音、黒鍵がない2音の距離を半音と言います。
なので、ドレミファソラシドの距離を全音、半音で表すとこうなります。
「ド全レ全ミ半ファ全ソ全ラ全シ半ド」→全全半全全全半
この全全半全全全半はドレミファソラシドの距離を表すものです。
メジャーコードとマイナーコードの見分け方に必要なので、ぜひ覚えておきましょう。
全全半全全全半…ドレミファソラシドの距離(別名:メジャースケール)
メジャーコードとマイナーコードの構成音(作り方)
では、Cメジャーコードとマイナーコードの構成音をステップごとに見てきましょう。
まずは「ドレミファソラシ」に番号を振ってきましょう。
ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
1度 | 2度 | 3度 | 4度 | 5度 | 6度 | 7度 |
このようにドを基準に番号を振ることができました。
先ほど「ルート音から3度までの距離で見分ける」とありましたが、今回のドを基準にしたときの3度はミのことを指します。
メジャーコードの構成音は1度、3度、5度の音を順に重ねていきます。
今回のドを基準にしたときの1度、3度、5度は何だったでしょうか?
1度はド、3度はミ、5度はソでしたね。
なので、Cメジャーコードの構成音は「ド、ミ、ソ」となります。
メジャーコードは1度、3度、5度の音を順に重ねることできました。
Cメジャーコードであれば、「ド、ミ、ソ」でしたね?
マイナーコードはメジャーコードの3度の音を半音下げるとできます。
つまり、Cマイナーコードの構成音は「ド、ミ♭、ソ」となります。
ドの音以外を基準にすることもあるの?
もちろんあるよ!レを基準に見てみよう!
ココが重要です。
鍵盤に番号を振る際に「レミファソラシド」と打たないようにしましょう。
インターバルのところで、ドレミファソラシドの距離を覚えましたね?
全全半全全全半というものです。
レミファソラシドは「レ全ミ半ファ全ソ全ラ全シ半ド全」となるので、
これをドレミファソラシドの距離( 全全半全全全半 )に直します。
そうすると、「レ全ミ全ファ#半ソ全ラ全シ全ド#半」になるはずです。
これに番号を振っていきましょう。
レ | ミ | ファ# | ソ | ラ | シ | ド# |
1度 | 2度 | 3度 | 4度 | 5度 | 6度 | 7度 |
後は先ほどと一緒です。
1度、3度、5度の順に重ねるので、Dメジャーコードの構成音は「レ、ファ#、ラ」となります。
同じくマイナーコードにするなら3度の音を半音下げます。
なので、Dマイナーコードの構成音は、「レ、ファ、ラ」となります。
メジャーコードを作るときは、インターバル(全全半全全全半)に沿って番号を振ってみよう!
メジャーコードとマイナーコードの違い、見分け方まとめ
ここまでの話を理解できていれば、「ルート音から3度までの距離で見分ける」という意味も分かるはずです。
メジャーコードではルート音から3度までの距離は4半音。
マイナーコードではルート音から3度までの距離は3半音になります。
これさえ覚えておけばメジャーコード、マイナーコードを簡単に見分けることができます。
ルート音から5度までの距離はメジャーコードもマイナーコードも一緒。
3度までの距離で見分けよう!
ギターのメジャーコードとマイナーコードについて
最後にギターのメジャーコードとマイナーコードについて少しだけお話しします。
メジャーコードとマイナーコードで似ていると思ったことはありませんか?
例えば、AメジャーコードとAマイナーコード。
メジャーコードとマイナーコードでは2弦の押さえる位置が変わってますよね。
Aメジャーコードの構成音は「ラ、ド#、ミ」、Aマイナーコードの構成音は「ラ、ド、ミ」です。
なので、メジャーコードで押さえていたド#の位置を半音下げてドの音を押さえているのです。
このように、ギターのコードには規則性があるので、知っていると便利ですね!
まとめ
- メジャーコードとマイナーコードはルート音から3度までの距離で見分ける
- メジャーコードを作るときはインターバル(全全半全全全半)に沿って番号をつける
- マイナーコードはメジャーコードの3度の音を半音下げる
今回は「メジャーコードとマイナーコードの違い、見分け方」について紹介しました。
いかがだったでしょうか?
かなりザックリとした説明になってしまいましたが、参考になっていればうれしいです。
ギターコードとの関わりについて深く記載することができなかったので、また新しく記事を書きますね!
最後まで見ていただきありがとうございました。
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